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4月の診療予定 足三里の灸

新型コロナウイルスの状況は日に日に変わっています。
当院でも消毒や体温測定、自分の健康管理に普段以上に気をつかっています。私は足三里(あしのさんり)に毎日伝統的なお灸をすえています。
奥の細道の松尾芭蕉も足三里に灸をすえて旅をしたのは有名な話。唐の時代の医師・孫子邈(そんしばく・そんしぼう)は著書『千金方(せんきんほう)』で普段も旅先でも足三里の灸が養生の基本だと言ったのが足三里灸が広まるきっかけになっています。1500年くらい前です。
中国はその長い歴史の中で何度も疫病と闘った経験があります。今回のCOVID-19でも西洋医学と一緒に伝統医学の鍼灸も併用しながら患者に対応しているようで世界鍼灸学会総合会(WFAS)は効果の検証を同時進行するためのガイドラインを提示しています。ガイドラインの中に『千金方』を引用して灸治療についての言及が多くみられます。未知の疫病対策に現代医学と一緒に先人の知恵にも目をむけられる環境はうらやましいです。
日本ではコロナ対策で鍼灸師にお声がかかることはまず無いのですが、せめて自分で毎日、足三里に灸をすえて効果を検証してみたいと思います。

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